相田みつをという人物

相田みつを


 一筋に打ち込んできた人生だった。

 食えなくなり、女房から「どうしますか」と聞かれても、「他のことでお金を稼いだら、私は書に対して妥協してしまう」といって、決して他のことをしなかった人物。

 若き日の自分の作品をたまたま通りかかったお宅で見かけたとき、別人のふりをしてそれを買い取り、焼き捨てた。自分が納得いかない作品が存在していることを許容することができなかった。

 初志貫徹。

 自らの作品に一切の妥協なし。

 晩年になってようやく彼の作品が世の中に認められ始める。

 代表作『にんげんだもの』は知れ渡っているが、彼の生涯を知るものは少ない。しかし彼の生きざまに、彼が素晴らしい作品をのこすことができた所以があるということは、うたがいようのない事実だろう。

 相田みつを

 偉大な書家であり、メッセンジャー。


YUTAKA.

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